元国務省分析官に終身刑=キューバのスパイ−米 h 【ワシントン時事】ワシントンの米連邦地裁は16日、約30年にわたりキューバのスパイとして働き、機密情報を引き渡した罪で 国務省情報調査局(INR)の元分析官ウォルター・マイヤーズ被告(73)に終身刑を、同被告の妻グウェンドリン被告(72)に禁固6年9月の判決を言い渡した。 マイヤーズ被告はキューバのスパイになった理由について、金銭や反米感情からではなく、キューバ革命を信奉していたからだと釈明。 これに対し、ウォルトン判事は「革命を信奉していたのなら、亡命すべきだった」と述べ、夫妻の行為は国家への裏切りだと厳しく糾弾した。 2人は1979年にキューバのスパイとなることに同意し、同国政府から秘密裏に複数の勲章を受けたほか、95年にはフィデル・カストロ前国家評議会議長に面会した。
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