長妻厚生労働大臣は介護サービスの利用者やその家族との意見交換会に 出席し、在宅サービスを充実させるため、たんを吸引する行為など一部の 医療行為をホームヘルパーが行うことを認める方向で、制度の見直しを検討 する考えを示しました。 この意見交換会は、介護保険制度が始まってことしで10年がたったことを 受けて厚生労働省が開いたもので、介護サービスの利用者やその家族など およそ70人が参加しました。会合の中で、長妻厚生労働大臣は「皆さんの 意見を聞いたうえで、来月には新しい介護の将来像をまとめ、よりよい 介護保険制度を検討していきたい」と述べました。そのうえで、長妻大臣は 「利用者から要望が多い医療行為については、ホームヘルパーでも、 一定の研修を受けたうえで行えるようにしていきたい」と述べ、在宅サービスを 充実させるため、口の中にたまったたんを吸引する行為など、一部の医療行為を ホームヘルパーが行うことを認める方向で制度の見直しを検討する考えを 示しました。会合の中で、出席者からは「介護職員の数が不足しており、 もっと報酬を上げるべきだ」といった意見が出されました。NHKニュース
PR