日本では、お墓に入れない――。 国内に数多く暮らすイスラム教徒(ムスリム)が、墓不足に悩んでいる。教義で定められた 土葬を禁止する条例や地域の反対で、新たな墓地の確保が難しいからだ。永眠の地を めぐるムスリムの悩みは深い。 2006年、札幌市のムスリムの男性が亡くなり、妻と幼い子ども3人が残された。 ムスリムの友人らが、北海道余市町の霊園に交渉の末ようやく了承してもらい、 遺体を埋葬した。その年、福岡県のムスリムの夫婦が流産した赤ちゃんの遺体を はるばる運び、同じ霊園に埋葬した。夫婦は、泣いて喜んだという。 山梨県甲州市郊外の曹洞宗寺院・文殊院は、数少ない受け入れ先の一つだ。 一画にある「イスラーム霊園」には、4800平方メートルの土地に約120基の ムスリムの墓が並ぶ。どれも土葬だ。 *+*+ YOMIURI ONLINE 2010/08/14[16:04:49] +*+*
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