鳩山総理大臣の政治資金をめぐる問題で、資金管理団体の会計帳簿には、鳩山家に関係する団体の 名簿から勝手に引用した名前が書かれたり、誰が献金したかわからない百万円単位の資金が年に 数回記入されたりしていたことが、関係者への取材でわかりました。東京地検特捜部は、収支報告書 の基になる会計帳簿の作成段階からずさんな処理が行われていたものとみて、引き続き担当の 元公設秘書から事情を聴いて調べています。 この問題は、鳩山総理大臣の資金管理団体「友愛政経懇話会」が、実際には献金していない人から 献金を受けたと政治資金収支報告書にうその記載をしていたもので、東京地検特捜部は、この収支 報告書の基になった会計帳簿の提出を受けて調べています。関係者によりますと、会計帳簿は パソコンで作成され、献金者の名前と住所、それに日付と金額などが一覧表の形になっていますが、 献金者の名前の多くは、政治団体ではない鳩山家に関係する団体の名簿や、事務所にあった名刺や 手紙などから勝手に引用されていたということです。また、これとは別に誰が献金したかわからない 状態になっている百万円単位の資金が年に数回記入され、これらは政治資金収支報告書の上では、 名前を記載する必要がない5万円以下の献金として処理していたということです。東京地検特捜部は 収支報告書の基になる団体の会計帳簿の作成段階からずさんな経理処理が行われていたものとみて、 会計事務を担当していた元公設秘書から引き続き事情を聴いて調べています。 ▽NHKニュース 依頼がありました
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